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店舗デザイン・施工に必要な費用は?〜複雑な費用管理を簡単に〜

店舗の新規出店と店舗物件が決まってからが、店舗開発の本番です。店舗デザインは設計、施工、竣工と流れがあり、その過程でいろいろな費用がかかります。今回は店舗物件が決まっているところをスタートとし、デザイン設計から施工(工事)の着工、そして竣工までに必要な費用を具体的にご紹介します。

店舗デザインの費用はどうきまる?設計・施工費の決まり方

1. 設計から竣工までの流れ(全体像)

店舗の物件が決まったら、店舗の内装デザインから設備など、必要なことを上げたらきりがないくらいです。まずは、物件が決まってから竣工までの流れを確認しましょう。

店舗デザインの流れ

※コンペとは:コンペティションの略で、複数のデザイナーがデザイン案を提出し、その中から優れているデザインを選ぶこと。コンペを行なう際には、デザイナーにコンペの費用を払うことがある。

※追加工事とは:実際に店舗ができたがイメージとは違った際に、再び工事をし直すこと。

基本的に店舗の設計・施工は上記のようなステップで進んで行きます。大きく分けて設計と施工の2つがあるのがわかりますね。それでは、設計と施工は具体的にどのようなことをするのでしょうか?それぞれ確認してみましょう。

参考意外と知られていない?設計会社と施工会社の仕事内容とは

2. 費用の大枠を確認!設計料と施工料とは?

設計・施工業務内容についてご紹介しましたが、その費用はどのように決められているのでしょうか?今回は、設計料・施工料の決まる基準や要因についてご紹介します。

2-1 デザイン設計料の決まり方

デザイン会社最終的に設計図を作成し業務遂行となりますが、その設計料はどのように決まるのでしょうか?下の図は、一般的な設計会社の設計費決定の基準です。

デザイン設計料の決まり方

店舗デザイン デザイン費用

①面積(坪単価)

②総施工費の数%

③人件費及び技術料

面積(坪)を基準に設計料を決める会社は全体の約6割、施工にかかる費用・面積から計算している会社が約2割、施工費からの割合で算出している会社は約1割、作業にかかる人手や技術への対価として決める会社が約1割程となっています。

設計料とは、依頼主のニーズを把握して、具体的な設計図を図面に起こし施工会社へ受け渡すまでに発生する費用のことです。

①面積から設計料を出す場合

面積から設計料を出す場合は、基本的に坪単価数万円で算出され、総面積や店舗の業態によって料金がことなります。

平均的に坪単価5~7万円と言われています

②総施工費から設計料を出す場合

総施工費の一部から設計料を算出する際には、平均的に10~12%が設計料として支払われます。大型・小型店舗、国内・海外案件かなど、案件のタイプにより変動します。

③人件費及び技術料から設計料を出す場合

実際の設備・内装工事に必要な人員を基準に設計料を算出します。特殊な技術や設備が必要な場合は、その技術料も上乗せされることがあります。

設計デザインのチェックポイント

  • あらかじめ聞いていた料金と相違がないか
  • 現場監理(設計監理)の費用は含まれているか
  • 当初の図面やパースから変更が生じる箇所はあるか

2-2 施工費は何で決まるのか

施工費(施工料)とは具体的になにか?

施工費とは、仮設工事、建具・ガラス工事、塗装工事、内装仕上工事などの建築工事費と電気工事、防災工事、空調工事、水道工事などの設備工事費に大きく分かれます。

施工費は何で決まるのか?

店舗の施工費は、具体的にどのような工事が必要かにより変動します。いろいろな場合に分けて、必要なコストを考えてみましょう。
店舗デザイン 施工費用

施工費も設計料と同じく、店舗の大きさや業態により変化します。例えば、飲食店の店舗では必要なガスの設備などもアパレルの店舗では必要ないでしょう。自分の店舗の業態に合わせて予算の設計をしていきましょう。

また、居抜き物件(前の店舗の内装などをそのまま引き継げる物件)の場合は、設備工事費用が大幅にカットできることがあります。費用を削減したい場合は、居抜き物件を利用することも検討することをおすすめします。

内装工事費の見積書チェックポイント

  • 「一式」という表示でなく、細かく記載されているか
  • 使用するモノのメーカーや品番が記載されているか
  • 数量は合っているか

単価が適正かどうかを素人が判断するのは容易ではないため、専門家に確認してもらいましょう。中にはインターネット上で金額が公開されているものもありますが、店舗デザインにおいては一括で発注していることが多いため全体での調整を行っており、個々の単価を指摘していくのはあまり意味がありません。専門家には「全体的な単価設定が適切かどうか」を見てもらうようにしましょう。

3. 具体例で学ぼう!店舗デザインのシミュレーション

店舗デザイン費用理解のためのシミュレーション

ここまで店舗デザインにおいての設計・施工それぞれの費用についてご紹介してきましたが、まだ具体的に全体がどのような流れで、どの段階で費用が発生していくのかイメージできない方もいるのではないでしょうか?この章では実際にシミュレーションを通して店舗デザインの費用と実際の流れについて確認していきます。実際には設計と施工を分ける場合と一括で発注する場合がありますが、ここでは前者で説明します。

3-1 まずはデザイン会社へ依頼!

店舗の物件が決まったところから、店舗デザインのスタートです。この段階で、居抜き物件か、またはスケルトン物件かで費用も変動するので、チェックしておきましょう。居抜き物件は、前の店舗の設備等が引き継がれているものであり、スケルトンとは設備等がまったく無い新規の物件のことを指します。スケルトンの場合は、居抜き物件に比べて設備工事の費用も多くなるので見落とさないようにしましょう。

物件の確認が済んだら、デザイン(設計)会社を探しましょう。デザイン会社と一言でいっても、様々な業態の店舗をデザインしており、会社によって得意な業態の店舗デザインがあるのです。

デザイン会社の選定が難しい場合は、マッチングサイトを利用することをおすすめします。多くの設計会社の中から、ニーズにあった会社を紹介してくれます。

参考店舗開発を急加速!マッチングサービス利用で内装会社と急接近。

依頼するデザイン会社が決定し次第、本格的にデザイン設計に入ります。

ここでは、あなたのニーズを基にデザイナーが店舗のデザインをし、図面を設計します。ここで発生する費用は、上述したとおり3つのパターンがあるので再度チェックしておきましょう。

①面積(坪単価)

②総施工費の数%

③人件費及び技術料

あらかじめデザイン会社へ確認しておくと、予算の検討もつきやすいですね。また、設計の段階でコンペを開催する場合は、別途複数のデザイナーへコンペ費用を支払うこともあります。

参考比較して決める!店舗デザインにおけるデザインコンペとは

デザインの図面が完成したら、いよいよ施工(工事)に移ります。

3-2 施工会社へ工事の依頼

図面が完成したら、次は施工会社へ工事の依頼となります。施工会社を選ぶ際には、以下の2通りの選び方があります。

①自分で探す

webサイトや知り合いの施工会社の中から自分で探して決めます。webを通して探す際には数多くの会社から比較検討し決めることができますが、表面的な情報しか得られないこともあるので注意が必要です。

②デザイン会社(またはデザイナー)からの紹介

図面を作成したデザイナーまたはデザイン会社からの紹介です。デザイナーとの相性も良いですが、予算の確認は忘れないようにしましょう。また、紹介してもらう際には複数の会社を紹介してもらい、見積もりをとって予算との兼ね合いで決定することをおすすめします。

いずれにせよ、複数の施工会社の見積もりをとることを心がけましょう。見積もりが完了したら、予算と照らし合わせて施工会社を決定、着工となります。竣工したら、店舗の受け渡しとなり店舗のデザインが完了します。

4.まとめ

新規店舗開発の担当をされている方にとっては、このような情報は必須です。新規の店舗を出店する際には、費用について知っていると資金運用の検討がしやすいものです。

お金

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