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株式会社アイセイ薬局「従業員は働きやすく、患者さまは使いやすく」

全国で約300の調剤薬局を運営しているアイセイ薬局。「案件一件一件で、施工業者さんとの出会いを大切にしたい」と語る店舗開発担当者の雲林さんに、開発に対する想いを伺いました。

アイセイ薬局・雲林様

アイセイ薬局で店舗開発を担当している雲林氏

ーまず、雲林さんご自身についてお聞きします。

ーなぜ店舗開発にかかわるようになったのか。その経緯をお伺いできますでしょうか。

私は10年前、神奈川県のエリアマネージャーとしてアイセイ薬局に入社し、その後エリアマネージャーを管理する立場へと昇格しました。

ご存知かもしれませんが、アイセイ薬局は、ここ10年ほどで急成長した会社です。入社当時は内部体制も日々変化している状況で、「ヒト」と「モノ」のマネジメントについて、それぞれ役割分担をしようという流れがあり、私は「モノ」の領域で役割を担うことになりました。その後、新店舗の立ち上げに数多く関わり、その経験を買われて、店舗開発の仕事をするようになりました。

その頃はまだ、地方での新店出店を支店側が担っていたため、私が実際に全国規模の店舗開発に直接関わるようになったのはここ5年ほどです。

前職は薬剤師として現場で働いていたため、店舗開発に関する知識は自分にありませんでした。しかし、建築士を雇わず、私含む建築の門外漢が担当していたわけです。なぜかというと、建築に関する専門知識よりはむしろ、その薬局をいかに薬剤師が働きやすく、いかに患者さまが使いやすくするかに注力すべきという考えがあったからです。

薬局というのは、薬事法などの様々な法令・規制に縛られています。ですから、それらをよく理解したうえで、薬剤師の動線を十分確保し、患者さまにとって居心地良い店舗をつくるには、現場で働いた経験や従業員をマネジメントした経験がなければというのがアイセイの持論です。私自身、薬剤師として働いた経験やノウハウから店づくりを始めました。

ー店舗についてお聞きします。

ーアイセイ薬局は店舗のビジュアルにかなり力を入れているようですが、どうしてそのような店舗づくりにつながったのですか?

もともと、店舗開発を始めたころはビジュアルの観点はなかったです。使いやすければいいという形で、まずは店舗の「ナカ」重視の店舗開発を行っていました。

しかし、5年ほど前、ちょうど弊社が株式市場上場の準備をしていた頃に、店舗の「ソト」に対する意識が高まり、店舗開発においてもその姿勢をくみ取るようにしました。

「これからは店舗で企業イメージや情報を発信をしていくことになるだろう。だから、店舗を見るたびに患者さまがアイセイの良さを思い浮かべられるようにしよう」という想いを持つようになったのです。

そうした経緯で、それまでの「ナカ」重視の姿勢に新たに「ソト」重視の考えが融合して現在の店舗開発の形態になりました。

誠意のある見積もりを出してくるか

アイセイ薬局・雲林様

ーデザイナーや設計者・施工管理者に求めることは何ですか?探し方は決めていらっしゃいますか?

設計と施工は同じ業者さんにお願いしています。当社にはファシリティガイドラインという設計の仕様書のようなものがあるので、それに沿ってつくっていただくことをお願いしています。ゼロから設計書を作っていく必要はないので、設計業者さんと施工業者さんを分ける必要がありません。

しかし、競合がいる物件やアピールしたい物件、特に力を入れたい物件の場合は、いつもと違う仕様で出店しますので、そうしたケースのみ現在お付き合いのある設計士さんに設計していただきます。何人かの設計士の方とお付き合いがあり、それぞれ得手不得手が異なるため、そこを考慮してこちらから適宜お声をかけています。

施工業者の選定については、各地にある程度の協力先がいらっしゃるため、その協力業者さんを使うケースと、物件の紹介者から紹介していただくケース、地方の業者さんにお声をかけてコンペを行うケースとがあります。

最後のケースは特殊ですが、昨年は2件ありました。そのうち1件は岐阜県の物件で、地場の業者さん5社でコンペし、決定したところにお願いしました。

こういったコンペの場合、事前のリサーチや人柄はもちろんですが、誠意のある見積もりを出してくるか、という観点で見極めて選ばせていただいています。慣れもあるのですが、見積もりを見ればどういったお仕事をされるのかはだいたいわかります。

あともう1件は宮城県の物件でした。東北は東日本大震災の影響で建築コストが非常に高騰しており、東京のレートで取引してくれる業者さんはなく、見つけるのさえ大変な状況でした。その時は、北海道の業者さんから地場の業者さんを紹介していただいて、ようやく出店することができました。

タッグを組んで店舗を作るという「覚悟」

アイセイ薬局・雲林様

ー店舗づくりで大変なことは何ですか?

大げさかもしれませんが、私たちの会社とタッグを組んで店舗を作るという「覚悟」をもって業者さんに契約していただかないと難しいと思います。取り組む以上は、この物件をどれだけいいものにしようかという気持ちと、何があってもきちんと納期を守って、いいものに仕上げよう、極力妥協しないで作ろうという覚悟を持ってもらわないと成立しないと思っています。

ー店舗づくりで大切にしていることは何ですか?

案件一件一件で、業者さんとの出会いを大切にしています。また、その業者さんがどのような考えで取り組んでくださるかを注視しています。一件限りのお金稼ぎのための取り組むのか、それとも次につなげるためにできる限りのことをしてくれるのか、こちらも誠意をもって接し、その過程で見えてくるものがあると思っています。店舗の施工に関しては厳しいことも言いますが、それは、お互いが本気で取り組むために重要なことと考えています。

そもそも、調剤薬局というのはきらびやかである必要はありません。薬局だけが目立っては意味がないのです。医療機関の近隣に薬局があって、「きれいな薬局だね」と感じていただけるような、医療機関を立てつつ薬局が引き立つ外装を心がけています。

内装のポイントは、待合室の居心地の良さです。長い時間患者さまをお待たせしてしまう場合もございますので、「この薬局、長い時間いても苦痛じゃないね」と感じていただける空間づくりを心がけています。それと、従業員が働きやすいようにレイアウトすることにも力を入れています。

開業医さんと地域の医療を担っていく

アイセイ薬局・雲林様

ー店舗デザインの重要性はどのように捉えていますか?

店舗デザインというのはやはり「適切」、行き過ぎても足らなくてもいけないという部分があると思っています。

大きくレイアウトを変えているわけではないのですが、店舗によって患者さまの層は変わりますので、例えば、お子さんがメインの店舗であれば、待ち時間に退屈しないようキッズコーナーを設けたり、お年寄りが多い場合には座ったままお薬を受け取って相談ができるように椅子を置いたり、大したことではないけれど気が利いてるよね、という工夫を大事にしています。

ー調剤薬局業界のこれからについてお伺いできますでしょうか?

近年、調剤薬局が増えてきたのは、診察と薬の処方は医師、調剤と投薬は薬剤師が行う「医薬分業」を行政が推進し、院外処方せんが増えた影響によります。調剤薬局の存在は社会にかなり浸透してきました。そういったなか、高騰する医療費を圧縮することが国の目標となっており、調剤薬局業界にとっては今後も厳しい状況が続いていくことでしょう。

しかし、調剤薬局の役割は今後変わっていくべきであると私は考えています。従来は病院の前に出店すれば患者さまに来ていただける状況でしたが、ここ数年は、例えば、在宅医療の分野に国が注力しているため、店舗の外に出て、患者さまのご自宅で服薬や生活改善の指導をする業務が増えていきます。

また、店舗の内側では、より機械化、オートメーション化が進んでいくと思われます。大昔は薬剤師がすべての薬を一包ずつ包んでいたのですが、今では、例えば粉薬を量って投入すると自動的に分包されるマシンなどが普及してきており、将来的には全ての作業がオートメーション化され、薬剤師が薬を調整する業務をほとんどする必要がなくなるといわれています。そのため、従来の業務が縮小され、それ以外の患者さま向けの業務により注力できるようになっていくと考えられます。

ー調剤薬局という業界の中で、アイセイ薬局としてはこれからどうしていきますか?

さらに成長し、社会全体に貢献できる企業になっていきたいです。全国でまだアイセイ薬局が存在していないエリアはありますし、全国規模のチェーンというにはまだまだ足りない部分がありますから、その規模を広げていきたいという目標があります。

また、開業医さんと地域の医療を担っていくことをこれまでずっと大切にしてきたので、その方針は今後も変わりません。これからも各地域の医療機関とタッグを組んで、地域医療をしっかりと支えていきたいと考えています。

株式会社アイセイ薬局

雲林弘成

昭和59年創業。従業員約2500名。調剤薬局や医療モールの全国展開のほか、クリニックの開業・盛業支援事業や介護事業も。「みんなが想う調剤薬局のイメージを超えていく“HEALTH DESIGN COMPANY”として、日本の医療そのものを支え、すべての人の健康をつくることをビジョンに、成長を続けている。

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